2015年09月06日

「魔導物語」的な要素を感じたフリーゲーム5作品紹介

0.はじめに
本記事は僕(はしもと)が個人的に「魔導物語っぽい」要素があると感じたフリーゲームを紹介する誰得記事となっています。


1.「魔導物語」について
「魔導物語」というRPGをご存じでしょうか。
自分の観測範囲では既に十分有名とは思うのですが、一応簡単に説明しますと、
国民的パズルゲーム「ぷよぷよ」のキャラクターの前身である、3DダンジョンRPGです。

mado.png
↑MSX版魔導物語

次に、この魔導物語の雰囲気についてです。
まず初代MSX版魔導物語はちょっとした怖さや謎の残る、やや尖ったところのあるゲームでした。しかし、その後PC98、ゲームギア、メガドライブ、スーパーファミコン…と様々なメディアに移植されていく過程で、今もよく知られているぷよぷよの雰囲気に合わせ、親しみやすい雰囲気に変遷していきました。また、移植とは言っても、ダンジョンの構造、謎解き、登場モンスター、果てはストーリーまでかなりの別物であり、一言で「魔導物語っぽい(魔導物語的な要素がある)」と括るのは実際結構無理があります。

が、僕は初代の頃の空気も、コンパイル末期の頃の空気もどちらも合わせて「魔導物語」だと思っているので、僕の書く「「魔導物語」的な要素を感じた」とはそれらのいずれかに引っかかっている、くらいの表現だと思ってもらえれば幸いです。

魔導物語自体はもう(おそらく)新作が出ないシリーズなので、かつての魔導物語の面影を何か別の作品に感じると僕は純粋に嬉しくなってしまうので、他にそういう需要があれば(あるいは逆に、これらのゲームは知っているが、魔導物語はよく知らないという人に魔導物語に興味を持ってもらえれば)と思って書く次第です。


2.「魔導物語」的な要素を感じたフリーゲーム紹介
それでは、以下5作品のフリーゲームと魔導物語っぽいポイントを簡単にご紹介します。


@ラピスの迷宮(作者:ゆわか様 プレイ時間:2〜3h)
ダウンロード(vector):http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se254980.html
rapis1.png

コミックメーカー95で制作(!)された、3DダンジョンRPGです。
このゲームの魔導物語っぽさを一言で説明するのは難しいんですが、要するに「やればわかる」
…んですがなんとか説明しますと、とにかく全体的に「ぽい」のです。
3Dダンジョンであることはもちろん、敵キャラのデザインセンスとか、属性攻撃が標準で使用可なシステムとか、ダンジョンギミックとか、キャラクターの会話の感じとか…
多分総合的に見れば今回紹介するゲームの中では一番総合的に魔導物語感を感じると思いました。気楽に遊べる作品ですし、騙されたと思ってやってみて下さい。

ちなみに、コミックメーカーという本来ゲーム制作用ではないツールで作られたゲームながら、本作は遊びやすさには結構な配慮がされています。あと、方向ボタンをワンクリックすると(このゲームはマウスしか使いません)、次にモンスターに出会うか曲がり角に到達するまで自動で歩いてくれるシステムは斬新だと思いました(最初は混乱するかもしれませんが、慣れると楽で良いです)。

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↑戦闘ではキャラが結構リアクションしてくれて楽しい

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↑マップはオートマッピングではなく、アイテムで入手するシステム


Aもぐりごっこ(作者:とりあか様 プレイ時間:1h×α)
ダウンロード(公式サイト):http://www.wa.commufa.jp/~etorie/game_no7/index.html
moguri11.png

RPGツクールXPで制作された3DダンジョンRPGです。
ゆるい見た目の割に大変シビアな難易度を誇っており(しかも途中セーブ不可能)、基本的に何度もゲームオーバーになります。また、驚愕のマルチオープニングシステムとなっており、起動する度に違うオープニングが楽しめます(ので、何度ゲームオーバーになっても苦痛にならない…わけでもないけど軽減されます)。

本作の魔導物語っぽいポイントですが、…この適当なオープニングに魔導物語〜道草異聞〜の「ダンジョンに潜るしか!」「ぐー!」のノリを想起させられました。
あと、オープニングやキャラクターはポップでかわいい感じなのに、いざダンジョンに潜ると(多分おもにBGMのせいで)、妙に不気味でシリアスな感じなのも個人的にツボです。というか、そこはかとなく魔導物語的なものを感じました(魔導物語が生まれた経緯としてWizardry的な暗いダンジョンを歩く主人公を可愛いキャラにしたら遊びやすくなるのでは、という発想があったらしいとは聞いております)。

あと、本作では装備アイテムが「服」しか登場しません。着替えると能力が変化する他、主人公の見た目が変わります。この着せ替えが結構楽しく、中にはレア装備とかもあり、装備によっては変わった効果が付随したり、攻撃アニメがガラッと変わったりもするため、これが意外とモチベーションになります。
とにかくSSを見てピンときたらやりましょう。

moguri12.png
↑装備は「服(武器)」のみ

moguri7.png
↑オートマッピングシステム

moguri8.png
↑ちなみに敵も結構かわいい


Bパポタ 空飛ぶ魔導店(作者:らだい様 プレイ時間:5時間以上〜∞)
ダウンロード(公式サイト):http://www.papota.jp/
papota.png

こちらは3DダンジョンRPG…ではなく、3DアクションRPG(MMO風)となっております。
各属性をつかさどる「魔法石」を装備し、フィールドに現れる敵をひたすら倒してお金や素材をあつめ、魔法石を強化したりアイテムを合成したりしながらクエストをクリアしていくゲームです。
このゲームどっちかというと聖剣っぽいのでは?とかいろいろ意見はあると思いますが、僕がこのゲームで魔導物語っぽいと思うポイントは、以下の3点になります。
・キャラと世界のなんとなくゆるい雰囲気(魔導物語というか、コンパイル的というか…ゆるいです)(ちなみに師匠のロットンさんはそこはかとなくルシファー先生(山本小説版魔導)っぽい)
攻撃手段が全部属性付き(やはり魔導物語といえば通常攻撃が物理攻撃じゃなくファイヤーorアイスで属性付きという感じなので…)
・装備品の名前が「魔導防具」(魔導アーマーを思い出しました)(主人公が本当にアルルっぽい見た目になる装備もあるとかないとか…)

まあ、なんといってもキャラがかわいいので、気になった方は遊んでみて下さい。
(ちなみに現在エンディングはない模様です)

papota3.png
↑装備画面(魔導防具)

papota5.png
↑全ての攻撃が属性つき


CSilent Desire(作者:tomo様 プレイ時間:3h程度)
ダウンロード(公式サイト):http://compro.sakura.ne.jp/game/sd1.html
asha3.png

このゲームは画面の見た目とは裏腹に、「不思議なダンジョン」式システムの一本道ダンジョン攻略RPGとなっています。他に特徴としては、登場する敵モンスターが全員女性型で、しかも攻撃時ダメージ時が専用ボイス付きって所でしょうか…
3Dダンジョンではないものの、このゲームはめちゃくちゃ魔導物語っぽいポイントだらけです。今説明した通りサンプリングボイス付きですし、魔物のデザイン感が「ぽい」キャラが多いほか、残り体力や魔力で主人公の見た目や魔力石の明るさが変化してまさにファジーパラメータシステムですし、ついでに「足元から徐々に石化」攻撃をしてくる敵がいたりします。

とにかく、MSX魔導をプレイ済みの人には一見の価値ありと思います。

asha2.png
↑魔物のデザインに懐かしさというか

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↑体力が減ると表情も変化


Wish Disproportionate(作者:sunori様 プレイ時間:2〜3h)
ダウンロード(公式サイト):http://mizunomiba.sakura.ne.jp/index.html
ScreenShot_2015_0905_02_11_39.png

…おわかりいただけただろうか。(何が)
えっとですね、システムとしては半熟英雄の「おくのて」だけで敵と戦うようなRPGです(完)。

…なんですけど、それだけで説明を済ますにはあまりにも勿体ない作品です。

とりあえず魔導物語っぽいポイントは、まさにこの「コマンド」です。魔導物語と言うか魔導師ラルバかもしれませんが…戦闘コマンドに何故か「おどる」が混ざってるあのノリを感じました。
あと、「洞窟崩壊率」。ゲームギア版魔導物語IIIの没設定にわんだふりゃ魔導砲を全力で発射するとダンジョンが崩壊するっていうやつがありましたよね…あれをシステムに組み込んだゲームだ!って思って個人的には感動しました。
また、主人公の「マオウ」は大量の魔力を持て余した最強の存在ですが、性格のおちゃらけ具合とかワガママさとか、シリアスなシーンでのカッコ良さとか、サタン様に通じるものを感じました。

いろいろ書きましたが、このゲームは掛け値なしに名作(短時間で遊べるし、とても満足できる)だと思うので未プレイの方はぜひ。是非やりましょう。

ScreenShot_2015_0905_20_25_36.png
↑魔王パワー:筋肉

ScreenShot_2014_0802_02_03_14.png
↑なんか怖いの。とにかく倒せ!

3.おわりに
以上です。フリゲプレイヤー向けて書いたのか魔導物語のファンに向けて書いたのかなんとも言えない感じになってしまいましたが、基本的には魔導物語を断片的にでも知ってる人にフリーゲームをオススメする方針で書いてみました。

魔導物語については、98年に生みの親であるコンパイルが倒産してしまい、その後版権が分裂したりいろいろあった挙句、特に初期のMSX版やPC98版はほとんど幻のゲーム状態になってしまっていましたが、今年になってProject EGGの活躍により復刻版魔導物語が発売されました。いわば誰でもお金を出せばほぼ当時のままのものを遊べるようになったということで、非常に嬉しいことです(本当はもっといろいろ書きたいんですが本旨ではないので省略します)。

以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
もし気になったゲームがあれば、遊んでみていただければ幸いです。
posted by はしもと at 01:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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